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豪雨災害

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このたびの豪雨災害、わたしの住む広島県呉市もおおいなる被害をうけました。
 
6日の金曜は仕事が休みだったのですが、午後から翌日にかけて雨がひどいとニュースで見ていたので午前のうちに買い物をすませました。このときは出たタイミングもよかったので、小雨程度でした。
夕方になるにつれ予報通り雨がひどくなりました。
この日は姉と父が広島市であるクラシックコンサートに行く予定だったのですが、17時頃に中止の発表がありました。
すでに父は広島市に出ていたため、そのまま広島市の姉の部屋に泊まってはどうかという案もあったのですが、まだクレアライン(高速バス)が動いていたためバスに乗りました。
その後、広島市と呉市をむすぶ高速道路が通行止めになり、父の乗ったバスも一般道での順路に変更になりました。
そのころ家の前の道路が浸水し始め、足首がつかるほどまで水が上がってきました。
近所に川があるため「あれが決壊したらやばいね…」と母と不安な気持ちで話していました。
幸いうちの区域の避難所に設定されている学校はとても近いし、山の近くではないので浸水だけ警戒すればいいだろうから、二階までは水はこないだろうと避難はしませんでした。
その後ズボンのすそをまくりあげて父も無事帰宅。その後クレアラインもJRもずっと運転見合わせになってしまったことを考えると、姉の部屋に泊まらずなんとか帰れるうちに帰ってよかったなぁと思います。
23時頃、同僚から「7日は仕事にならんだろうから閉めるので、出勤しなくていいと上司から連絡あったよ」とメールがありました。そのときは交通が止まるからだろうくらいしか考えていませんでした。
いったん雨が落ち着いて家の前の道路の水もひいたのですが、7日の深夜2時くらいからまた雨がひどくなり、また家の前の道路が浸水し始めました。
ネットで調べた雨雲レーダーではそのまま5時くらいまで強烈な雨が続きそうだったので
「早く!早く雨雲通り過ぎて!近所の河もお願いだからあふれないで!!」とおびえながら、TVをつけたままときおり窓の外の道路の様子を確認する、眠れぬ夜を過ごしました。
 
翌日7日、なんとかウチの近所の河は決壊することなく、家の前の道路も水がひき、ウチは家の中までは水が入らずにすみました。
呉市はかなりの地域で断水になりましたが、幸い我が家は断水も停電もまぬがれました。
ただ水道水がかなり土臭くなっています。送水管をチェックするため、水を全部抜くのに5日はかかるという記事をみたので、水の復旧にはまだまだかかりそうだし、今は水が出ているウチの地域も出なくなる可能性もあるんだと思います。
7日の夜から家のネットがつながらなくなり、ipod用のポケットwifiもダメになりました。
8日の朝には母も私も携帯電話が圏外になりました。
 
8日の夜にdocomoの携帯電話は復活。家のネットやポケットwifiはまだ。
復活と同時に圏外のときに送られてきていたメールが一気に届きました。
上司からもメールが来ており9日は来れる人だけで電話対応等のみして解散予定で、10日以降はまた明日決めますとのこと。

そして9日。豪雨以降はじめて外に出ました。
JRも高速道路もいたるところの土砂災害のため復旧のめどはたたず、唯一焼山経由で広島に行けるらしいと言う道路が、人生で初めて見るレベルの大渋滞でした。私は自転車で側を通ったのですが、いくつ信号を渡ってもちっとも進まない車車車・・・そこに合流しようとする道路もはるか遠くまで車車車・・・
スーパーも食料を求める人であふれ、いろんな棚がからになっていました。
呉駅に入ってるパン屋さんで、チョココロネだけが売れ残ってたのがなんだかおかしかったです。
9日の夜に家のネットやwifiも復帰したので、こうしてブログもあげられるようになりました。
 
最初の雨の降り始めは、ひどい豪雨と言っても一日交通ストップくらいですむと思っていました。
自然の脅威と、それを前にした人間の無力さと、あたりまえにあるライフラインのありがたさを痛感しました。
被害にあわれた地域のみなさんのご無事と、各種ライフラインの一刻も早い復旧を願っています。


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